エゴグラム実践論③

交流については3種類あります?

相補交流にすれば物事が解決?  

交流の種類を分析すればそれで終わり?

そんな単純なものではありません。

 

親と子供の交流の中で子供のためと思っている母親、実はNP(母性的)が低く、子供に対し自分の夢や願望を無理に実現しようとして、結果CP (厳しい要求)が高くなり、子供に圧力を与えることになリます。

この結果が※「禁止令」や心理ゲーム(感情的な混乱を招く、HP心理参照)になります。

子供と思いが違うのであれば、交差交流になり、中身に母親の思いが入っていれば、

裏面交流になり、親の思いを密かに忍ばせて子供を育てていくと、将来、子供の人生観と食い違いが出てきます。

(子供の教育プログラムの危険性)

 

会社の上司と部下の関係で言えば、表面的には相補交流(平行交流)ですが、潜在的には従属関係を強要されているので(大企業、公務員は特に)本音では交差交流です(この矛盾に耐え正常な感覚を抑圧しているACの高い大企業の社員や公務員の生き方)

これが組織的に連鎖していくと三菱や日野自動車のように、何十年も欠陥品を流し続けることになっています。

これを「自転車マネージメント」(チェ一ンでつながっていて上の思う通りに下が従う)

と言われています。

交流は、個人だけでなく、組織の風土にも関係していることがよくわかります。

専門的になりますが、企業文化が大事と言っても、これが解決(誰が猫の首に鈴をつけるか?)されなければどうにもなりません。

クレーム対応や反抗する人間に対して効果があるのはAではなくNP(母性的) AC(適応性)と言う説もあります。