解決指向のカウンセリング②

相談者に対しアドバイスをする場合、相談者に寄り添うのはいいとしても、

(傾聴タイプの女性に多い)何が問題でしょうか?

談者に対してアドバイス側が自分を投影して自分の事のように弁護したり助けようとすると、

つまり主観が先行「問題を問題として見ようとしない事」これが最大の問題です。

問題の核心に気づかせ「では、どうすればよいかを前向きに考える」その事で前に進めますが、「慰めなければ」「可哀そう」「助けなければ」のアプローチは、問題を真正面から見ないで

遠ざけてしまう危険性があります。

私が習っている大学の先生によると、カウンセリングは「依存」であると

人の為意識が強い」カウンセラーは依存性を高めすぎる傾向なる。

 また、感情的葛藤のない解決はないと、

まずは、問題があっても大丈夫、こういう方法、考え方がある。

こういうチャンスがあると、明確にして相談者は肩の荷を下ろしてはじめて、

「すっきりした」といいます。

この段階からエネルギーが出てきて、やろうという気持ちになりますが、

「あるべき論」で、こうしなければ、ダメでよ!では、エネルギーは出ません。

 例えば、上司と合わないという場合にどうしたらよいか?

カウンセリングの事例研究では、ああだ、こうだと「素人の一般的な意見」が交差します、

つまり、やめるべき、耐えるべき、機嫌をとったらとか。

我慢で日本は成り立っているという人も、「あるべき論」「一般論」を展開します。

「何の専門性を勉強してきたの?」といいたいぐらいです。

相談者の可能性、不可能性を見極めるという考え方がないと、以上の様な、ありきたりの役に立たないアドバイスになります。

 

以上は、資格志向の心理カウンセラーや国家資格のキャリヤーコンサルタント(名前は一流中身は我流)達によくみられるケースです。

 

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