フォーカシング(Focusing)とは、心理カウンセリングの1手法です。
この名称から連想するとわかりにくいので、
「こころの中にわだかまっている感情から隠れた課題を引き出す」
と考えた方がわかりやすい。
深く考える必要はありません。
普通と違うのは、明確でない(潜在的)ものをあえて取り上げることです。
私は、この手法と全く関係なく経営コンサルタントをやっている間
このアプローチ(手法は異なる)を必ず使ってきました。
通常は「気になること」「自分が思っていること」など、
明確に言葉で表現できない事を中心に書き出していくと、
問題の核心が顕在化されます。
私のホームページのABC理論の中に書いている内容です。
①自分を苦しめている[感情に気づく]
辛い・苦しい・情けない、不安、悲しい、
憂鬱、腹立たしい、情けない、
モヤモヤする、イライラするなど
②気になる[過去の出来事を具体的に書き出す]
前後の繋がりは関係なく、
感情は入れずに、客観的事実・出来事だけを書き出す
③[自然と思い浮かんだ「思い込み」を書き出す]
「どうして自分ばかり?」は 言い切りの形で表現。
「自分ばかり○○を押し付けられる」など
④[視点を変える]
自分への問いかけ、第3者の視点から
・他の人だったら、どういうアドバイスを しますか?
・どう考えたら楽になりましたか?
・以前の経験で役に立ちそうなことは?
こういう問いかけをすることで、悩みの中心が明確になります。
カウンセリングには特に具体的な手法はありませんが、
「出来る占い師」ならば「これが問題でしょう」と確信に結びつけることができます。
これがカウンセリングと占いの即効性の違いです。