心理カウンセリング講座の実態②

理論や理屈ではなく実践である。

(ブリーフセラピー)

協会から派遣されたカウンセラー対象の講座で講師が私は「〇〇理論」を勉強しましたと、

理論の話ばかりしたそうです。(この人は実質、カウンセラーから逃げました)

この人には、実践論的発想が欠落しています。 なぜなら、人を観察するという実践論も視点もないからです。

勉強するのは、過去の「〇〇理論」ばかりです。

本で勉強しようとばかりしています、しかし、この理論の選択内容を見ても、現実とずれています。

何を選択して勉強するかの選択能力で差が出ます。

有名な理論にも適切でないものがあります。(下記参照 )

心理学の歴史は、まだ100年、

カウンセリングそのものが、まだ、未熟な段階にあります。

心理学のみでアプローチすることに限界があります。

信じないでしょうが業界で言われていることです)

「人の性格を知る技法」もまだ十分では、ありません。 (「心理テストはウソでした」「性格のパワー」)

最近は、アドラーが流行していましたが、流行したものだけを読めばよいという判断をする人がいますが、

アドラーに対しては心理学者は無関心です、解説本を書いているのは、心理学者では、ありません。

何故?古典のフロイト派、ユング派が台頭してるからです。

ヨーロッパに留学してこれらを勉強したと言えば、注目されますが、注目させようともしています、

ユングを売り物にしている占い師もいます。

異論を唱える人がいます「これらは心理学研究という科学への体裁を整えていない古典神話である」と。

 これからは、仮説、検証をする実験心理学の「ヴント」の時代である。

ただし、DAIGOなどが売りにしてる、この実験心理学は、40%しか当たりません。

(「本当にわかる心理学」)

心理学を勉強するなら、「〇〇心理学」という”単一”ではなく、

色々な(心理学以外も含めて)

「一緒くたに」=重なり発見型で勉強しないと、 何がわかるかという全体像としての発見ができない。

(植木理恵)

この考え方は、私の考えと、ぴったり一致します。

専門家からお墨付きをもらったようなものです。占いの世界も同じです。

 

東京大学のカウンセリングの講座で教授が「人の心を扱う仕事をする人、援助者は、自分が悩み苦しみ、

それを乗り越えた経験が一番大切」

その経験のない人は、他の仕事を選びなさい、と言ったそうです。

大学を出て社会経験のないカウンセラー、心理士は、人の心を理解できますか?

心理カウンセリングの資格をとっても実践が出来ない人が99%です。

心理学の歴史や、学者の理論を勉強しただけでは、実践には、役立ちません。

それが証拠に資格を取った者の事例研究で話すことは、教科書で習ったことから探し「当てはめる事」しか

しないので、実際問題の解決には、役立ちません。

自分が、日々実践、学習したような内容は皆無です。

習うものであって考えるものではないという考えです。

講座で勉強すれば、当てはめ方がうまくなってきますが、応用問題になるとアウトです。

この人たちが伸びないのは、日々考え勉強をするという習慣がない事です。

実力のある人は

「日々練磨、日々研鑚」

彼らは、実力のあるプロを目指すことなく、資格を取ったことで達成感を味わっているだけです。

まったくプロ意識もなく、勉強をしているスタイルのみです。

「心が伴わない努力は、意味がない」彼らにとっては、教科書や資格がすべてで 実践の視点は、ありません。

「あるべき論」を平然と話しています。

先生が違うといっても理解できません。

「あるべき論」からではなく「ある状況」からのスタートです。

幾ら学習しても治らない真面目人間もいます。つまりは学校優等生タイプ。

勉強してる人の中でも熱心な人の実態を観ると、暗記はできるが、まず、

びっくりするくらい「筆記能力が非常に稚拙」です。

こういう人は問題解決には向きません。

70歳近くになって「何々の専門になりたい」という人がいます、今まで何をしてたの、という感じです。

この人はすぐ亡くなりました。年齢の問題ではなく教科書から1歩も出れない人は、専門家にはなれません。

単なる夢追い人、専門家になれるかどうかはすでに決まっています。

「心理カウンセリング講座③」に続く