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コーチングは本物か?

コーチング、そしてカウセリングは本物か?

そのルーツや中身は?

単なる資格商法では!?

 

人生100年時代と言いますが、では、50歳折り返し地点かというと、40歳です。

統計によると「キャリヤの終わりを意識してるかどうか」の分かれ目が丁度40歳です

40代は、一番の働き盛りなのにです。

アメリカでは、1兆6千億市場といわれていますが、

コーチングでは「個別対応」できません。

(血液型分類や8分類を教える程度)

これを救う方法は本来ならばコーチングの様なものですが,,,

 

2020年5月8日 N新聞に大きくコーチングに関する記事が出ています。

以下の記事は「コーチング批判 - Fetal skeletal dysplasia forum」(要約)

2009年9月18日付の長崎新聞では「注目浴びるコーチング患者の自発的行動を支援」という記事で紹介されて

いますが、

その中で「人が必要とする答えはその人の中に存在する。

ただ、こうすればいいということが分かっていても、なかなかできないのが人間の弱さ.

そこを対話によって,いい方向に指導する.これがコーチングの基本理念です」と紹介されています。

 

あるところでコーチングの講義を受けていたときに、カウンセリング理論の創始者である

カール•ロジャースいわば俗流解釈を聞かされて閉口したのですが、コーチングの考えかたは

ロジャースのカウンセリングにおける「非指示的アプローチ」とほぼ同じいえます。

「コーチング」を「カウンセリング」,「コーチ」を「カウンセラー」といいかえても、まったく意味がとおるのです。

 

コーチングとカウンセリングは、いずれもコーチ/カウンセラーとクライアントの一対一の関係のなかで、
クライアントの悩みを聞き,正しい判断が下せるように支援をおこなうという点ではよく似ています.

実際のところ,
コーチングの理論や技法のほとんどは

「カウンセリング」と称される心理療法と大きくかわりません.

に短期での解決をめざす方法論

「ブリーフセラピー」や「問題解決志向アプローチ」などからの流用といって差しつかえありません。

「一種のビジネスモデル」(資格商法)

  といえます。

 

「コーチング」成立の歴史的背景
「コーチング」理論は近年の流行です。

企業研修などで費用をはらって認定「コーチ」にレクチャーをしてもらうことも広まっています。

「コーチング」理論ができあがったもともとの背景には「自己啓発セミナー」

にあるが一部で指摘されています。

そもそも「自己啓発」というのは朝鮮戦争やベトナム戦争を経験したアメリカで発達した洗脳や脱洗脳テクニックをもとに生まれたものです。

ベトナム戦争で疲弊していた70年代アメリカに流行していた思想に、

ヒューマン•ポテンシャル•ムーブメント(人間性回復運動)というものがありました。

人間の可能性をヒューマニスティックに追求しようとする運動です。
そのなかから生まれた「ポジティブシンキング」や「成功法則」は、日本のビジネス本にもとりいれられてすっかり有名になっています。

「コーチング」の思想の源流のひとつはこの「ヒューマン・ポテンシャル・ムーブメント」にあるとされています。
「コーチング」は成功哲学をコーチとの共同作業によるシステムにかえ、現実的な成功や目標達成をめざすスキルとしてうまれたと考えられます。

「自己啓発セミナー」も「コーチング」も基本思想は同じです。

それを簡単にいうと「人間には無限の可能性がある」「常識や身についた考えかたが邪魔をしてそれらを発揮できないだけだ」というものです。

「自己啓発セミナー」は日本においても1980年代末に爆発的に流行したのですが、
高額な受講料や、暴力的なセミナー信者を使った執拗な勧誘などが大きく社会問題となりマスコミに「人格改造」「洗脳セミナー」などと批判され,90年代以降はだいぶ斜陽化してしまいました。

現在の日本における「コーチング」の最大手はA社ですが、その前身はB社が80-90年代に「自己啓発セミナー」を主に行っていた大手セミナー会社だったのは有名な話です。

2000年に起きた世田谷一家殺害事件の被害者夫婦がこのB社の関係者で、事件の背景にB社内部での怨恨が
当時噂されていたのを覚えています。
もともとB社は80年代に自己啓発セミナーでは最大手であったC社から派生してできた会社です。

80年代末の最盛期には100以上あったという自己啓発セミナー会社でしたが、その後急速に衰退し宗教化、

カルト化するもの(たとえば成田ミイラ化遺体事件で有名な「ライフスペース」や、X-JapanのTOSHIを洗脳

した「ホームオブハート」などが有名)が続発するなかで,B社の代表者は、自己啓発セミナーから

企業内カウンセリングである「コーチング」の資格発行や出版にシフトし、商売の鞍替えをして成功しました。さらに最近ではビジネスの対象を企業研修やセールスマン研修にしぼっているようです。

コーチング最大手が自己啓発セミナーの会社を前身としていたのは決して偶然ではなかったようです。
 
「コーチング」に対する違和感の正体
もちろん上記で述べた歴史的背景などよりも大事なのは「コーチング」の中身です.
しかしその内容も
「心理臨床理論の俗流解釈」だったり、
「血液型」性格分類と人間のタイプ分類だったりと、

(こういう稚拙な理論では到底個別対応はできません!)

 

「コーチング」理論それ自体に独創的なものがあるかといわれれば首をかしげてしまいます。
これまでの理論や方法論の折衷でしかありません。

 

コーチングの特徴のひとつは,指示や命令をしないことです.相手にじょうずな質問をなげかけることで、

相手が自分で気がつき、自分でこうやろうと行動をおこす、行動がかわっていくとされています。

強制されてではなく自発的にするのだと

相手になかば誤解させる,あるいは相手に気づかれずにントロールする手法です。

コーチングは、相手を操作する技術であり、一種の洗脳教育なのではないでしょうか?
暴論のようにも聞こえますが、なぜなら人格のもっとも基礎となるべき部分を

「コーチング」は「スキル」によって左右できると考えるからです。
ひとは他人に必要な知識を教える権利はありますが,他人のモチベーションや好悪を植えつけるは他人に「コーチ」されたくはないと感じます。

そもそも「コーチング」は、高額な費用を出し専門の講師を派遣してもらって学ぶほどのものなのか?
というのが正直な思いです。

「コーチング」は現在いわゆる資格商法となっていて、「専門コーチ」も資格が細分化され
上に行こうとするとすればさらに費用がかかるシステムになっているようです.
しかし高いお金をはらってコーチングスキルを勉強しても、

実生活で役にたつことはあまりないかもしれません。

もちろんここで「コーチング」を批判するのは,「コーチング」がインチキだからとか効果がないからと

いうわけではありません.条件しだいでは有効性はあるのだろうと思います.そうではなく、

違和感の正体は、「コーチング」が本質的にもつ欺瞞性(ぎまんせい)に対してだったと思います。

おそらくコーチングは目の前の問題の本質をすりかえているのではないか.それは問題の真の解決ではないのではないか.このことは実は「コーチング」に限ったことではなく、自己啓発のさまざまな発想法スキル

に共通した欺瞞性(だますこと)です。

そして

それは、「カウンセリング」そのものに対する根源的批判に通じていくのかもしれません。

アメリカでは他の手法を知らないので1兆6千億市場と言われていますが、

個別対応には、向きません。

管理職の経験もない一般の者が、資格を取っても散財するのみで何の役にも立ちません。

働き盛りの40代からキャリヤ意識がダウン

理想のコーチは探さないと見つからない!