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心理学の限界①~④

心理のページに続く

心理と心理学は、違います。

心理学は、集団に共通した現象、

心理は、個別の状態です。

(参照「プロカウンセラーの一瞬で、

   心を見抜く技術」)

「心理学の限界」専門ページリンク

 

ある時、国立の大学教授の心理学教授と、ある経営者のリーダーシップについて

話ました。

教授は、教科書に書いてあるような単純な認識しかしていませんでしたが、

私は、詳細を知っていましたので、

そんな単純な事ではないと思っていましたが、

数年後、この経営者の会社は、倒産しました。

 

大学教授というのは、理論を解説するのが仕事で、

実際の問題を解決する仕事でないというということは、

心理の専門ではないということです、この開きは大きいです。

中には、実業経験のまったくないまま、

カウンセラーになっている人もいます。

 

心理学の大半は、その歴史と、誰がどういう理論を持っているか

という代表的な内容が大半です。

 

大学で心理学を勉強した、しないは、関係ありません。

考え方の悪い人は何を勉強しても問題意識が希薄で役に立ちません。

 

ある国立大学で心理学を勉強したという人は、本に頼ることしかできない人で、

実学は、さっぱり上達できないという有様です。

 

教科書というのは、歴史的なものが中心で、最新のものは、後回しにされます、

一旦、印刷されたものは、

特に改編される事なく、組織が絡むとさらに保守的になります。

そのため特に歴史的なものを重んじます。

国立大で、違う流派を勉強しようとすると邪魔されます。

 

カウンセリングを教えている講座の事務局,

こういう団体の受付の女性は態度が悪いのが共通しています。

実際、いい人材はやめています。  

受付が悪いことと講座内容が良くないことは連動しています。

 

心理学の教科書や啓蒙書は、20~30年遅れていて

間違った記述が多い。

(参考「心理学で何がわかるか」)

心理学は、誕生してから100年程度で、

歴史は浅く研究の潮流も時代により激変します。

一時期信じられていた理論が、現在では、

まったく省りみられないということが良くあります。

(参「性格のパワー」)

 

間違ったことを金を払って習わされているわけです。

こういう事は、良くあることです。

宗教でも、療法でも、

 

心理学は、みんなが思うほど、完成された学問ではなく発展途上にある。

という事と、他の学問と、補完しながら理解する必要があると、

心理学界では言われています。

  

例えば、ある理論を習うのに少なくとも、50時間勉強して、

自分で検証するのに100時間かかる事をカウンセリング講座で

いかに有名な学者でも2時間で終わりという

「講座のカリキュラム」では理解できないのが普通です。

これが一般的な心理の講座の実態です。

要は、日本式観光ツアーのように、確かに観たけれど、

素通りしただけという様なカリキュラムです。

  

私のコースに放送大学を10年間受けた生徒がいました。

勉強したことは、実践的でないものばかりといっています。

私が1ページにまとめた資料は、

大学では100ページで、説明するといっています。

ポイントを掴んでいるのと、そうでないのとは、こんなに違います。

 

教科書というのは、本質的に新しいことは教えません、

過去の既成事実、歴史が中心です。

誰も異存をいわないような事が中心です。

例えば、放送大学で10年間、心理を勉強しても、ほんのさわりだけです。

 

大学の通信教育を受けても同じです。

心理学という教科書を、どさっと送ってきて、さあ、試験ですといわれて、

山掛けで勉強するという有様です。

 

大学・大学院の心理学部で6年間かけて学ぶ内容から必要な部分だけを選び、

さらに大学院でも学べない現場で必要な知識やスキルを組み合わせた短期集中型の

カリキュラムを4ヶ月で、という講座もあります。

 

心理学という名前のつくものを勉強すればよいという単純な世界ではありません。

講座は、受け身です、資格試験のために批判精神も抑制し、

つまりは、「去勢」された状態で資格を取ります。

   

何を勉強すればよいかという重点を、

自分で探す事」これをしないと役に立ちません。

課題発見型学習=アクティブラーニング 

  

カウンセリングの資格を取った後も勉強を続けている人が、

「私が習ったことは、古いことだとわかりました」

といっていました。

 

資格講座で勉強した人は、学者の名前や基本的な

理論名を良く口にしますが、

これだけでは、現実の様々な問題に対応できません。

実際の問題が課題に出ると、教科書の内容を探そうとして、

解決の視点がまったく出てこないという人が大半です。

 

コースでまとめて勉強すればわかるというものでは、ありません、

この点、間違っている人が沢山います。

  

多くの受講者が受講はしたけれど、自分の問題も解決しないし、

マスコミが主催の講座を、連続4回4年間勉強しても「基本の言葉さ知らない」

というような現実が複数あります。

信じられないでしょうが本当です。

 

こういう講座は、生徒を育てるという理念も方針もありません。

ただ顧問が企画したものを事務的に履行しているだけです。

生徒が集まって金が集まれば、OKの世界です。

事務局は、従属的で弱いのが特徴です。

日常的に、この現象は、どういう理論に該当するかという様々な視点で、

 日々問題意識をもって、長年、時間をかけて模索していくのが正しい勉強法です。

  

心理学の歴史は、百年、心理学のみでは対応できないといわれています。

代表的な理論だけでなく、大脳生理学、文化人類学、社会学、心身医学、

哲学、宗教、占いなど、各種の応用心理が必要です。

(有名な心理学者のユングは占いに関心を持っていました

 

「人間とは何か」を実証するには、

個別科学の領域を超えなければならない。

(参照「人間この未知なるもの」)

 

コーチング、NLPなどを80万から200万円払って、

資格を取れば、心理学を勉強したと思うのは早計です。

こういうものを3大心理学などと宣伝している「〇〇大学」と名前を付けた

団体がありましたが、実質休業状態です。

単一なものは一部の領域にしか過ぎません。

 

心理学にとらわれず、必要に応じて必要な、あらゆる理論、考え方から積み上げていくという勉強法が実際的です。

現実から考えるのと、理論が先行するのとでは、大きく違います。

  

「個性心理学」という心理学ではない、占い(動物占い)もあります。

(ごまかしで既成の心理学を少し加味しています)

:「個人心理学」は アドラー(大きな違いです)

心理でもない、占いでもないが、中身は似ているエニヤグラム

(内容は間違いあり)資格商法」もあります。

エニヤグラムとひっつけて、経営コンサルタントを名乗る男がこういう中途半端なものを売り物にしています。

本人の学問的センス、コンサルタント能力が疑われます。

 

女性対象の安易な資格講座がたくさんありますが、わずか数時間だけ習って、

資格がもらえ、「セラピーが出来、社会で活躍できます」(宣伝文句)

などということは、絶対にあり得ません。

こういう、素人相手の資格講座を渡り歩いている人がいます。

 

ある心理学の協会の理事長が学歴詐称でした、経歴を見ても、講演を聞いても違和感があるのですぐ

わかりましたが、講演は、H市の主催でした。

 

この事件があってから協会のホームページから理事長の名前と写真が無くなり、資格講座の活動も

聞かなくなりました。

この協会の理事長は、前任者も心理学が専門ではありませんでした。

 

こういう講座を通信制の大学院を卒業した中高年が受けていました。

H市は、ういう人を、生涯教育のモデル、相談者として祭り上げています。

単に卒業したというだけで実践力はなく、相談者としては、不適格です。

偽講座を受講していたので注意しました。

 

市の担当者レベルはこんな(低い)ものです。

市の外郭団体がレベルの低い心理カウンセラーを祭り上げたことがあります。

この者は、安っぽい講座を受けただけの者です。

  

判断力をなくした勉強は、目的を間違っています。

講座の内容も、知識の羅列だけです。

本物の協会のそれとは違います。

 

上記のような資格商法の講座ばかり受講して団体の準教授の資格は取ったが、

その団体の理事長が偽者で、その組織から脱退したという者もいます。

この者は、知識は豊富ですが、実践がない、ただの資格マニアです。

昔仕事で出会いましたが、晩年大きく差が出てきています。

私は、コンサルタントとしての実績がありますが、彼は資格のみで終わりました。

神経性傾向(ストレス耐性・メンタル)
こんなことで性格がわかると思うことが間違いです。

続く⇒心理学の限界②

「心理学で何がわかるか」

「性格のパワー」