拮抗禁止令の
「完全であれ」「もっと努力しろ」「他人を喜ばせる」「急げ」
「強くあれ」と人に認められるために努力している人。
現在あるがままの状態を受け入れないで「もし何々だったら良いのだが」と言う気持ちが、ある種の課題、理想を持つことになり、結果的に悪い結末を迎える人生脚本を持つ。
張り切り過ぎが諸問題の根源となる
※この人は、一見、安定感があって、心地よく問題のないように見える。
しかし、もっと自分が頑張らねば、と言う駆り立てる感情が、自分を急き立てる。
そうすると体が緊張し過大な張り切り方になり、言葉遣い、声の調子、姿勢、表情が変わってくる。
この緊張は「リラックスしてはいけない、油断するな、自由であるな、ゆっくりするな、満足するな、楽しむな、感じるな、他人を許すな」となり、結果、拮抗禁止令とは反対の努力をしてしまう。
「自分を甘く見せてはいけない、自分を変えてはいけない、自分を可愛く見せてはいけない、人との触れ合いを楽しんではいけない、楽をしてはいけない、感情を表現するな」などの心理になり、その結果「可愛さをなくし「周囲に拒否され、自己評価を下げる。
そうして課題の理想を求める心理が、心のバランスを失って、強い挫折感に陥る。
しかし「もっと人に認められたい、人を喜ばしてあげたい」そのためには「もっと頑張るべきだ」と言う気持ちが働き、さらに緊張し、他人に対して自分と同じような要求をするようになり、他の人が完全であるように鑑賞する。
その結果、自分の思い通りに動かない他人を見て「悪いのは他人だ」と言う心理が起きてくる。
「自己肯定感⇒自己否定」「他人肯定⇒他人否定」の葛藤の結末は、「自己否定、他人否定」
となり悪循環を繰り返す。
⇒人生脚本