人を救いたがる心理④

メサイアコンプレックスとは

「救世主妄想」と言われ

無意識のうちに誰かを助けることで、自己の肯定感の低さや劣等感、無価値観を補おうとする心理状態。

 

自分は不幸であるという感情を抑圧し、その反動として人を助ける事で自分に価値があると思い込もうとする。

不幸な人を助けて当然という考えを自らに課す事で

「自分は幸せである」と考えられるから。

本来は、自らが充足した状況になる前提が必要ですが、自己満足感を得ることが先行しています。

 

原因

自分自身に「現実感がない」ため「人を救う事は大変な事」とは感じず、そのまま行動に

移してしまう。

無意識の優越願望「優しい支配」

潜在的に他の人に対する劣等感を持っている。

他の人を救うことが自分の生きがいとなっていて相談者ができる事まで介入しようとする。

感謝されることで幸福感を得たいと考え全力を尽くす。

人を助けることが自分の使命であると感じている。

「これが正しい」「これがこの人のためである」といった思い込みが強いため

客観的に考えられない。

 

結果、考え方の偏り、思い込み、現実認識不足になる。

自己満足の為に場当たり的に助け続ける。

 

実は困っている人を見下し相手を不愉快にさせてしまう場合もある。

悩みを根本的に解決できず、逆の方向へと追い込む。

見たくない現実から逃れることを選ぶ結果になる。

 カープマンの三角形参照

タフラブの考え方

「尽くす愛」(甘やかす)

包み込む、尽くす、耐える、救う、

私しかいない、可哀そう。から

「見守る愛」

 手放す、切り分ける、断念する、見守る。