「示唆交流」(私の造語です)に関する事。
裏面交流や仮面交流を飛び越え、あるべき論よりもきつい「こうすべきだ」または
「お前は〇〇だ」「何々しろ」に関して、
(親の不安感やストレスを子供に投げかけた状態、
その一言が、親が子供に対して
「お前なんか産むんじゃなかった」と言った場合などの荒い言葉は、暴力、虐待に匹敵します。
子供は脳のネット機能を失い、その結果、
「いまの優しさは本当のことなのか」
「何か意図があってやっているのではないか」と疑ってしまうようになり、
「他人を思いやる行動」をとる頻度が、低下、いじめ行動につながる。
(体罰やネグレクトを受けた子どもたちにはない傾向)
他人を思いやる行動「向社会的行動」が低下した場合、人間関係が築きにくくなり、周りからの助けや
情報が、得られず、結果的に成績が悪くなったり、非行や問題行動につながったりします。
一般的に子供は、自分の感情に気がつきにくいので、親が子供の気持ちをなぞるようにすること
(例:腹が立つんだね。悔しいんだね。)
※不登校、引きこもりの子供たちに必要なことは、
①「逃げ場」(保護因子) がある事
昔は、近所や親戚のおじさん、おばさん、おじいちゃん、お姉ちゃん、お兄ちゃんが、その役割を担っていましたが、現在ではそれが低下、親からの虐待も増えています。
②親子共通で楽しめること。
勉強しろでなく、子供が好きなゲームや漫画など共通の話題にも付き合う事。
C一C、この段階を経てAやCPを少しずつ加えていく事です。
「ポジティブ・ディシプリン」
子供のレベルに応じた現実を対応しながらレベルアップしていく30か国で進められている子育て
支援プログラム
「たたく」や「どなる」などの罰に代わる、
子育てへの取り組み方を提案するプログラムもう番組内で紹介。
交流分析の「単純なやりとり分析論」では、こういう考え方は浮かび上がりません。
「親は何と言っていましたか?」から始めるべきです。
⇒エゴグラム実践論③