摂食障害と禁止令のかかわり事例

摂食障害、原因は親の要求に従ない

禁止令から逃れるための1種の「逃げ場」です。

禁止令の呪縛が解けなくて息詰まると

自分を犠牲にする「逃避口」を求めます。

三つの逃避口の一つ

「自殺・自傷」の逃避口が

摂食障害と密接に結びついています。

自傷の場合は、リストカット、拒食症、摂食障害、事故を繰り返す

自己処罰等も含まれます。

この人が抱えた禁止令(本人のHPから)

「健康であるな」

小学生のころ親が帰宅する夕方には外遊びを制限した。

例1:私はピアノよりも外でローラースケートや一輪車に乗ることが好きでした。

母が帰る前に遊びを切り上げて一足先に帰って家中の照明をつけ、テレビもつけておかないと、

"鬼の形相”で執拗に詰られました。

例2:このままいくと、自分か他人を殺めてしまうのではないかと思う程、怒りを抱えきれなくなっていきました。

ある日、タウンページで「精神科」の病院を探していたら、それを見た母は

「ウチに精神病になるような子はいない!」と怒鳴りました。

「感じるな」

私は泣いたり怒ったり自分の欲求を感じ外へ表現することを知らないまま成長

「考えるな」

私が不足や不快を感じる前に全て母が先読みして用意周到にやってくれた。

「親しくするな

幼いころ母親とも他人とも一度も話したことがなかった。

「成長するな」

一人寝る事も制限された。

例3:7年間待って未熟児で生まれた私に対し「離れるな!」の睨んだ顔。

「自分であるな」

親が果たせなかった願望をかなえるために生きろ。

例4:生まれる前からお腹の中の私に話しかけベートーヴェンを聴かせた。

両親を悲しませたり困らせたりしたらショックですぐ死んでしまうと、本気で考えていたのです。

10年、20年後も私の根底にある不安と恐怖で無力の私は従順を決め込みました。

その後も、親離れすることに罪悪感がずっと付きまといました。

 

本人談:ダイエットや挫折体験などはあくまでもきっかけであり、原因ではありません。

安心感をベースに

「自分の存在を肯定できているかどうか」が分かれ目だと思います。

 

摂食障害のきっかけ

成長とともに感じる思春期の肉体的な変化、成長と精神のアンバランスをきたし、女性であることを意識しないため痩せる事に集中したのが摂食障害の始まり禁止令では、

「女性であるな」摂食障害、

もう一つはストレス解消のために食べる、食べ過ぎのために嘔吐して解決することで得られる一瞬の快感の繰り返しです。

 

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