起立性調整障害の対策

起立性調節障害

ストレス、不規則な生活、

運動不足」などが原因で、自律神経のバランスが崩れると脚の血管が十分に収縮しないため、

血圧が十分に上がらず上半身の血流が不足してしまいます。

自律神経
このため、朝起き上がることができなくなってしまうのです。
このような病気を起立性調節障害といいます。
起立性調節障害の症状は食欲不振、寝つきが悪い、めまい、立ちくらみ、頭痛、腹痛、

起立による失神、イライラ、無気力などが挙げられますが1日中続くとは限りません。

それは起床後から徐々に自律神経がしっかりと働くようになるためです。
(自律神経の乱れに市販薬では、「エナックW」)

起立性調節障害は低血圧によって症状が、現れる為、血圧を上げる薬がよく使われます。
また、自律神経のバランスを整える薬が使用されることもあります。

ただし薬物療法で全ての人が良くなるわけではありません。
薬物療法と並んで重要なのが、日常生活の改善です。

その1つが、水分の摂取です。水分を摂ることで血液量が増加し、血圧が上がる効果が期待できます。

 

実は起立性調節障害のある人は水分摂取量が少ない傾向があり1日に500ml程度しかのんでいない人が

多くいるのです。

水分とは水です(お茶などではありません)

炭酸水(無添加炭酸水には塩分が入っていてそのままでは飲みにくいので

オリゴ糖を混ぜて飲むと水分補給、血流改善、食欲増進に役立ちます。

 

 

ポイント1
水分2L、塩分10g(必ず天然塩)を目安に摂る。
起立性調節障害の子どもは、血液量が少ないので循環している血液量を増やすために水分と塩分をしっかり摂りましょう。
目安としては、食事以外に2Lの水分と食事を通して10gの塩分必ず天然塩です。

1日3食、おいしいと感じる味がついている食事をすれば1日7g程度の塩分は摂れていますが、起きられずに
朝食を抜かしてしまうとその分不足してしまうので、意識的に塩分を摂るようにしましょう。

 

ポイント2
日中は寝転がらない。

自律神経系は、人間が活動をしやすいように、様々な体の状態を調節しています。
起床後もゴロゴロしていると、自律神経系がそのゴロゴロした姿勢にあうように体を調節します。
すると、さらに起立しづらくなるという悪循環を生むので、日中は体を横にしないようにしましょう。
立ち上がることはできなくても、座ったり、どうしても寝たい時は上半身をあげるようにするなどして
頭の位置を心臓よりも高くし高い位置に血液を送るための調節を自律神経が忘れないようにすることが

大切です。

 

ポイント3
起立する時はゆっくり立ち、長時間の起立はできるだけ避ける。
起立性調節障害の子どもは立ち上がるときの調節が苦手なので、急に立たずにゆっくり立ち上がり、
うつむきながら起立して最後に頭を上げるようにします。
長時間同じ姿勢で起立していると下半身に血液がたまり、頭の血液が不足がちになります。
できるだけ避け、どうしても立っている必要がある時には、足を動かしたり、クロスさせたりしましょう。
下半身にたまっていた血液を筋肉で押し戻すことができます。

 

ポイント4
ストレスコントロールをする(周囲の協力が重要です)
起立性調節障害は自律神経系の病気で、自律神経系は心の影響を受けやすいのでストレスは症状悪化の大きな要因になります。
症状がひどく学校に行けないことを子どもたちは非常につらく感じています。
その苦痛を理解し、頑張っている事を評価することがとても重要です。
「午後からなら登校できる、行事や部活動なら行ける、遊びになら行ける」などは、体調が万全でない時の

起立性調節障害の子どもには良くあることです。

心の負担なくこれらができるように、症状があっても充実した生活ができるように、周囲で協力して見守り

ましょう。

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