カウンセリングセミナーの実態③

ちょっとしたことでヒステリーを起こす、性格のきつい奥さんに対し、反抗している主人が、ゲシュタルトセミナーに参加して、エンプティーチェアー(本人の前に誰も座ってない椅子を置いて、奥さんが座っていると仮定します)その状態で主人の感情を語ってもらいます。

「怖い」「体が固まってきた」カウンセラーとアシスタントが主人の背中に手を当てます。

ばらくして息を吐いてもらいます。

そうすると体が楽になり、奥さんに対するわだかまりが消えて素直になりました。

(これは偶然行ったワークショップの実際例です)

心だけでなく体にアプローチして体の叫びを読み取りケヤーする事で問題を解決する方法です。

ここまではいいですが、果たしてこれで

本質的な問題が解決したでしょうか?

解決していません。

カウンセラー役の講師は、この問題の本質がわかっていません。

ピンク色のベストを着た、この男は何故、気の強い奥さんと一緒になったのか?

単なるいきさつ上の問題ではありません。

無意識に「きつい性格の奥さん」を選んだのです。

反抗したのは、単なる一時的な甘えにしかすぎません。

美人講師に背中に手を当ててもらった(甘えられた)ことで素直になっただけです。

こういうタイプは、きつい母親のもとで、育ち、根底に愛情不足感を持っています。

愛情を補足する為、または、未熟な自分を補うために、しっかりした奥さんを選んだのですが、

しっかりの本質は気が強かったということで、よくあるケースです。

気の強い母親に慣れているので、結果的に同じタイプを選ぶという場合もあります。

素直になったのは一時的で、自分の未熟さに気が付かない限り問題は解決しません。

セミナーの技術的特徴、利点はありますが、それですべてを解決できるのではないということをしっかりと理解すべきです。

監修した講師は、講座ばかりしていて実際のカウンセリングの経験が希薄なので現実理解はできていません。

姿勢も悪いし、言葉も汚い。良い講師ではありません。

単なる事情通です。